Uji Japanese
宇治
概要
宇治は、現在では、京都南部のベッドタウンである。宇治はもちろんそれだけではなくもっと奥の深い町である。
まず、10円玉の裏を見てみよう。そうすれば宇治の奥深さの一端が分かる。茶色い10円玉の裏に刻まれているのは、平等院で、ここは、宇治最大の観光名所で、宇治の中心部に所在する。
更に、平等院の他に宇治にはいくつかの史跡がある。それは、萬福寺、宇治上神社、源氏物語ミュージアム(と豊富なお茶。というのも、宇治は京都で消費されるお茶の大部分を供給しているから)である。
京都市の中心部から宇治へは自転車では約2時間かかるが、その大部分は、車に悩まされることのない桂川沿いのサイクリング道を京都の南へ走る。
道中、通り過ぎる伏見は、見所が沢山あるので、立ち寄ってもよいかもしれない。
コースは、伏見から宇治駅が終点の京阪宇治線に沿って府道7号線を宇治へと向かう。この7号線は大半で広い歩道を備えているが、六地蔵あたりから先は、一部狭いところがある。
このルートの最初の訪問先は、萬福寺で、京阪宇治線の黄檗駅にごく近い。
萬福寺は宇治で最も特異な寺である。黄檗宗の本山で、中国福建省福州府福清県にある同名の寺に因んで名付けられた。その結果、この寺院は、外観も中身もとても中国風である。明朝様式で建てられ、1661年に中国の僧Yinyuan Longqi(隠元)とその弟子Muyanによって開山された。隠元は、大勢の裁縫職人、靴職人、技工、彫り物師と共に日本にやって来た。彼らの影響は、過去も現在も大きい:例えば、彼らは、中国の書画、彫刻、建築をもたらした。更に、煎茶道をもたらした僧売茶翁(別名月海元昭)は、黄檗宗の僧侶であった。
次の訪問先は、源氏物語ミュージアムである。紫式部のこの物語は京都―御所およびその周辺―が主たる舞台だが、重要な場面は宇治でも展開されている。京都市は、どういう訳だか、世界史上初の小説の作者を記念することに関心がなく、その間隙をついて、宇治市が横取りした。
ミュージアムから少し走ると宇治上神社である。宇治上神社は、1994年にUNESCOの世界文化遺産に登録された。この神社は1060年に建立され、川を挟んで向かい側にある平等院と密接に結びついている。
最後の訪問先は、平等院である。この寺院は、浄土宗と天台宗という二つの宗派に属している。平等院は、CE998年に、まず藤原道長の別荘として建てられた。他の多くの別荘と同様にこれも寺院に改められた;この場合は、1052年に藤原頼道によって改められた。その最も有名な建物は鳳凰堂である。これは、1053年に建立され、当時から現在に残る唯一の建物である。
上記の宇治の訪問先に加えて、このルートの途中には他の史跡や名所がある。たとえば、伏見稲荷大社、伏見や東福寺である。
Image © Wiiii
スタート地点への行き方
京都市役所からは、桂川自転車専用道を伏見まで利用し、伏見から宇治を目指すこともできるし、あるいは、京都市内を南下して東福寺から宇治へ向かうこともできる。どちらのルートでも所要時間はほぼ同じである。もっとも、川沿いのルートならば、伏見あたりまで、車に悩まされることはない。
全所要時間
京都から宇治へのサイクリングには、約90分から2時間かかる。
見所
萬福寺
〒611-0011 宇治市五ヶ庄三番割34 Tel:0774(32)3900
拝観時間:午前9時~午後4時30分(無休)
拝観料:500円
源氏物語ミュージアム
〒611-0021 宇治市宇治東内45-26 Tel.0774(39)9300
開館時間:午前9時~午後5時(午後4時30分受付終了) 休館日:月曜(ただし、祝日の場合は、その翌日)、12月28日~1月3日
入館料:500円
宇治上神社
〒611-0021 宇治市宇治山田59 Tel:0774(21)4634
拝観時間:午前9時~午後4時30分
拝観料:無料
平等院
〒611-0021 宇治市宇治蓮華116 Tel:0774(21)2861
拝観時間:午前9時~午後5時(冬期は午後4時まで)無休
拝観料:境内600円 鳳凰堂は追加に500円
地図
宇治サイクリングルート
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